『沖縄映画興行伝説』 沖縄南部にあった映画館 PAGE:5('60〜'72)

沖縄南部にあった映画館   PAGE:5(1960年〜1972年)

  ※劇場名の赤色表記は、この年に開館(改称)したことが分かっている映画館
  ※劇場名のオレンジ表記は、開館年が不明だがこの頃にはあったと思われる映画館

南城市:堀川劇場

Nanjoshi_Horikawagekijo(60_07~09)net.jpg堀川劇場:1960年7〜9月 写真提供/山里将人☆開館:1960年以前
★閉館:不明(1964年存在確認済み)
◎南城市(旧・玉城村)
◎経営主:大城万吉


'60年7〜9月頃に撮られたと思われる写真が存在する。

与那原町:与那原琉映館

☆開館:1963年6月以前
★閉館:不明
◎場所:与那原町


「琉球新報」の'63年6月25日号の「きょうの興行街」に突然登場する。不明な点が多い。

浦添市:浦添第二東映

☆開館:1963年6月以前('60〜'62年?)
★閉館:不明(1965年1月存在確認済み)
◎場所:浦添市屋富祖大通りLinkIconMAP
◎経営主:宮平次郎


「琉球新報」'63年7月1日の「きょうの映画」にこの劇場の名称が初登場。
映画製作会社の「東映」が1960年に「第二東映(のちにニュー東映)」を設立したことがキッカケで、日本全国各地に第二東映系の専門館が誕生。この劇場もその一つである(『嘉手納第二東映』の項目を参照)。
「第二東映」は設立後2年で解散しているので、この劇場が誕生した時期は '62年以前の可能性も高い。


糸満市:南部東映 ←楽天地

kari_Itoman_NanbuToei(Fumei)net.jpg南部東映:撮影時期不明 写真提供/嘉味田朝薫☆前身:『楽天地』
☆改称開館『南部東映』←『楽天地』:1963年6月以前
★閉館:不明(1965年1月存在確認済み)
◎場所:糸満市(旧糸満町 通称・映画館通り)LinkIconMAP
◎経営者:当銘こういち


開館時期は不明だが、「琉球新報」の'63年7月1日号の「きょうの映画」にこの劇場の名称が初登場している。
『楽天地』が経営者の仲宗根政幸氏から当銘こういち氏に売却され、『南部東映』として開館したそうだ(『楽天地』の項目参照)。

時期不明の映画館

与那原町:與那原劇場

☆開館:不明
☆改称・新装開館『與那原国際劇場』←『與那原劇場』:1949年8月10日
◎場所:与那原町


1949年8月に『アーニーパイル国際劇場』の高良一氏がこの劇場を買収して、『與那原国際劇場』として開館させたことが分かっているが、それ以前の『與那原劇場』については不明な点が多く、開館時期も全く分からない。