キネマ探偵団 沖縄映画興行伝説 P1(1945〜1949)


1945年〜1949年
露天劇場の時代

琉球列島米国軍政府の指導の下、失意に陥った県民の慰安のための芸能公演が、県内各地の収容施設でくり広げられた。
舞踊演劇のみならず、GHQの民主化教育映画の巡回上映も行われるようになる。
当初は舞台やスクリーンは仮設であったが、次第に常設の露天劇場が誕生。興行認可も下りて商業目的の映画興行が始まる。

      ※劇場名の赤色表記は、この年に開館(改称)したことが分かっている映画館・劇場
      ※劇場名のオレンジ表記は、開館年が不明だが、この頃にはあったと思われる映画館・劇場

1945年〜1948年

1946年7月…宮古島:太平劇場 ※沖縄戦後初の映画館?

1947年3月…那覇市:中央劇場

1947年7月14日…石垣島:千歳館

1947年10月14日…奄美大島:朝日館

1947年12月頃…奄美大島:中央会館

1948年1月21日…那覇市:アーニーパイル国際劇場
                            ※沖縄戦後初の興業認可第一号

1948年3月以前…宮古島:南座

1948年12月以前…うるま市:新星劇場