映画はいつだって常識の境を行ったり来たりしてきた。
中でも、エロス、バイオレンス、そしてサイコキラーが満載の作品は、タブー視されたからこそ密かに注目を浴びてきたし、表現の限界を突破する時代の先端になりうることも多かった。
そんな危険で甘美な「映画のもう一つの顔」を知ることの出来るのがこのカテゴリ。
人間の本来持っている欲望を映し出した映画が、このヒミツの扉の向こうで上映中だ。ほら、あなただって、本当は気になっているんでしょ。いっしょに見に行こうよ。
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※2010年9月に、ジュンク堂書店・那覇店で入手可能な本のみの選定とさせて頂きます。
虹の彼方に
レズビアン・ゲイ・クィア映画を読む
出雲まろう/著 (パンドラ)
「同性愛映画」と聞くと、ちょっと官能的なイメージがあるかもしれない。だがそこには純然たる“愛”が存在する。同性だからこそ、その想いは儚く、切なく、そして…強い。
「恋愛映画」が好きな方、“同性愛”は抵抗があるという方、騙されたと思って一度じっくり「同性愛映画」に触れて欲しい。彼、彼女らの弱さや強さに単なる“恋愛模様”だけではない“人と人との繋がり”や マジョリティという大きな力を持つ“社会”の怖さなど、普段見ている映画とは違うモノ、もしかしたら自分のなかの“偏見”にも気付くかもしれない。
「同性愛映画」のそれぞれの愛の結末を、ぜひご堪能あれ。
「シネマラボ突貫小僧」メンバー
カカズマミ