キネ探 「 突貫小僧が選ぶ 映画本100冊。」映画草創期:6冊

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突貫小僧が選ぶ 映画本100冊。 > 映画草創期:6冊

昔々、映画が存在しなかった頃。発明家たちが動く絵を作り出そうとしていた。
影絵や幻灯機、パラパラ漫画…。そして19世紀末ついにリュミエール兄弟が、現在の映画の原型である「シネマトグラフ」を使って動く絵をスクリーンに映し出し、見た者の度肝を抜く。
以来、映画は娯楽産業として成り立ち、20世紀の世界を覆い尽くす。その波は今なお衰えることはない。
本カテゴリでは、そんな映画草創期の成り立ちを知ることができる本を6冊取り揃えた。これらを読めば、当時の熱気に触れることができるはずだ。

映画の考古学
C.W.ツェーラム/著 月尾嘉男/訳 (フィルムアート社)

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映画の歴史はリュミエール兄弟の「シネマトグラフ」から始まったと言われる。しかし、彼らの発明は時代に埋もれた発明家たちの情熱により積み重ねられた技術の集積の中から生まれたものである。
この本は写真の発明からフィルムの開発、そして動画へと進化していく過程を追った技術としての歴史や魔術師メリエスなどの興行史、そして映画が産業として成り立つまでの映画草創期を、当時の絵や図解、写真を交えて楽しく学べる1冊なのだ。

「シネマラボ突貫小僧」メンバー
喜久村有子