キネ探　「 突貫小僧が選ぶ 映画本100冊。」アニメ：10冊

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現実を超越し、人間の抱えるあらゆる感性を自由に放出してきたアニメーションの世界。
実写では不可能なあんなことやこんなことも出来てしまう二次元空間に魅せられ、自らの頭の中から滲み出るイメージを殴り描いてきた数多くの愛すべき変態さん達からアナタへと送る珠玉のメッセージがここにある！　
ＧＥＴ ＲＥＡＤＹ!?　迷ってなんかいられないぜッッ!!!!

出発点 1979〜1996
宮崎駿/著　（徳間書店）

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「スタジオジブリ」の創立者にして日本を代表するアニメーターの一人、宮崎駿。一般的にはアニメ監督として知られている存在だが、彼の「人間的」な部分を知る人は意外と少ないのではないだろうか？
本作では彼自らがペンをとり、徹底的に自分自身を見つめ直した。妥協のない仕事へのこだわりはもちろん、クリエイターという立場から見据えた過去や未来についての熱い想いから、戦史・軍事マニアとしてのディープな一面まで余す所なく書き連ねてある。
彼の作品をより深く楽しむ為の本であると同時に、宮崎駿という人間の面白さをとことん堪能する為の本としても大満足の一冊。
アニメファンを自称するそこのあなた、なにはともあれまず読んでみよう。話はそれからだ。

「シネマラボ突貫小僧」メンバー
松浦ユウジ