フェアのもう一つの目玉が「スペシャル イベント」。
開催初日の9月1日(水)と、毎週日曜日の計5回に渡り、女優、映画研究者、映画製作スタッフなど映画とゆかりの深い方を招き、無料トークライブを開催(ジュンク堂書店那覇店1階にて)。なかなか聞くことの出来ない映画の裏側を覗ける楽しい催しです。
さらに楽しんでいただきたいのが、私たちシネマラボ突貫小僧の名前の由来となった、戦前に大活躍した子役スター“ 突貫小僧”=青木富夫さんの生前最後のインタビュー映像のモニター上映。私たちが撮影・編集した秘蔵映像であり、小津や川島雄三などの監督や高峰秀子、原節子などの役者たちと一緒に仕事をした突貫小僧ならではの興味深いお話を聞くことができます。余所ではまず見ることのできない貴重なものだと思います。
他にも懐かしの映画ポスターの展示・販売など、映画尽くしの1ヶ月を展開させる予定です。まさに「ジュンク堂が映画に染まる」フェアに…。
SPECIAL TALK LIVE !
9月1日(水) 19:00〜 |
9月5日(日) 15:00〜 |
9月12日(日) 15:00〜 |
9月19日(日) 15:00〜 |
9月26日(日) 15:00〜 |
トーク・ライブは入場無料です。 |
天才子役・突貫小僧(青木富夫さん)のインタビュー映像
戦前の小津安二郎作品に出演したことがキッカケで一躍、有名になった伝説の名子役・突貫小僧(青木富夫氏)。
彼に敬愛の意を込めて、その芸名を自らの団体名に付けた我等「映画サークル(現・シネマラボ)突貫小僧」は、結成15年にあたる2003年に、青木氏の代表作『生れてはみたけれど』の上映を企画し、その会場で流すための青木氏の動画インタビューを敢行しました。青木氏の自伝小説も今回のフェアで販売。
ところが非常に残念なことに、その約2ヶ月後に青木氏はお亡くなりになられ、皮肉にも、「突貫小僧」が「元・突貫小僧」を撮ったそのインタビュー映像が、青木氏の生前最後の映像に…。
青木氏が公私ともに親しかった小津安二郎監督について語ったその秘蔵映像を、今回のブックフェア開催期間中に会場で流します。