祝 やちむん結成20周年

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民謡なし、三線なし、
されど、そこはかとオキナワ。

 民謡は歌わず三線も使わない、しかしながら、明らかに沖縄でしか生まれえない楽曲で、オンリーワンの道のりを歩むやちむん。そのやちむんが結成20周年を記念して首里劇場でライブを行う。 そこで、やちむんの奈須重樹に今までを振り返ってもらい、ライブへの意気込みを聞いた。


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 やちむん結成のきっかけは意外な場所にあった。
「取材で民謡酒場に初めて行ったとき、さっきまで客だった人が舞台に上がった途端、客席に向かってすごいショーマンシップを発揮したんだよ。 『この酔っぱらい何!?』と、ウチナーンチュの凄さを感じたのと同時に、カラオケとは違うものが求められていると愕然とした。 それで、自分も飛び入りしてみたいと思ったのがライブ活動の原点」
 舞台で歌う魅力に触れた奈須は1991年に「やちむん」を結成。 積極的にライブを行ううち、楽曲のオリジナリティと懐かしさを誘う情景描写が話題となる。 1994年には『がんばれいぼやーるー』がNHK沖縄の「あたらしい沖縄のうた」に、同年 『モクマオウのトンネルを抜けて』が那覇市国民年金課のTVCMに採用されるなど、活躍の幅が広がっていった。 また、1996年の初アルバム 『プリン』 以来、アルバムをコンスタントに発表。 特に6枚目の『床屋の孫』(’06)は鈴木茂(元はっぴぃえんど)を迎え、新機軸を示す一枚となった。


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 活動の間には、幾多のメンバー変遷があった。 奈須、知念保、本村実篤のトリオから7人の大編成を経て、1995年からは奈須と山里満寿代のデュオという形に落ち着く。 だが、2008年に山里が脱退。 奈須のソロユニットとなる。
「淋しく思うファンもいるかもしれないけれど、ツアーをする中で一人だからこそ生まれた歌もある。 中学生で初めて歌を作った時は一人だったわけだし、フレッシュな気持ちになったとも言える。 14歳の『感受性』に戻ったというか。 これからは、やちむんを一人で背負う…やちむんを襲名するぐらいの気持ち」


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 舞台となる首里劇場は、沖縄で最も古い現役の映画館。 奈須にとってここで演奏することは十数年来の夢だった。
「最近の小屋には無い力を感じる。 『沖縄ジァンジァン』(’80年~’93年まで国際通りにあった伝説の小劇場)を知ってる人なら分かると思うけど、入った瞬間すごくワクワクさせられるものがあったし、出演者としても鼓舞させられるものがあった。 それが首里劇場にはある」
 今回は栗コーダーカルテットの関島岳郎と川口義之、シンガーの比屋定篤子がゲストで登場。 アルバム『ふるさとは胸にセマルハコガメ』(’09)にも参加した「自然体なのにピリッとした演奏ができる最高のメンバー」がサポートする。
 やちむんと首里劇場が奏でる一夜限りの「ノスタルジック・コラボ」。 寒さを忘れる温もりのひとときとなるだろう。

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※ライブは終了いたしました。
2011年2月10日(木)

(OPEN)19:00
(START)19:30

前売:1,500円
当日:2,000円
※小学生以下無料

●出 演
やちむん 奈須重樹

●ゲスト
川口義之
(栗コーダーカルテット)
関島岳郎
(栗コーダーカルテット)

比屋定篤子


●前売券取扱プレイガイド
TSUTAYA(新都心店・首里店・小禄店・壺川店・国場店・ 伊祖店・与那原店)、デパートリウボウ、コープあぷれ、(有)高良レコード、照屋楽器店、BOOKBOX津嘉山店 田園書房

●問い合わせ:098-857-5213
       (しげなすレコード)
       090-3797-4668
       (担当:平良)
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       (シネマラボ突貫小僧)