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    <title>ジョー・ダンテ地獄篇</title>
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    <updated>2008-07-01T06:49:37Z</updated>
    <subtitle>突貫小僧代表・良實のブログです。
ジョー・ダンテ監督の映画について研究・執筆していきます。
→「キネマ探偵団 on WEB」トップページへ</subtitle>
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    <title>“こどもの世界”の表現主義　『トワイライトゾーン／超次元の体験』</title>
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    <published>2008-07-01T06:41:18Z</published>
    <updated>2008-07-01T06:49:37Z</updated>

    <summary>  　自主製作やインディーズ系の映画会社で活動していたダンテが、メジャー会社の製...</summary>
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        <name>良實</name>
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        <![CDATA[<p>  　自主製作やインディーズ系の映画会社で活動していたダンテが、メジャー会社の製作・配給で監督が出来るようになったきっかけは、ある日ダンテのオフィスに届いた一冊の脚本だった。<br />
　その脚本の送り主はご存じスティーヴン・スピルバーグ。スピルバーグはダンテ作品に織り込まれたマニアックなネタを気に入ったようだが、いくらなんでも気に入ったというだけでは、メジャー会社の映画を任せるわけにはいかない。そこで、まずはメジャーのウォーミングアップ的な作品で監督をさせ、それが上手くいけば、大作の監督を任せようというのがスピルバーグの考えだったのかもしれない。<br />
　で、そのウォーミングアップ的作品というのが、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0011MR932?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B0011MR932">『トワイライトゾーン／超次元の体験』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B0011MR932" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />('83)だ。</p>]]>
        <![CDATA[<p><strong>　<em>「これは別世界への旅です。目や耳や心だけの別世界ではなく、想像に絶した素晴らしい世界への旅・・・あなたは今ミステリーゾーンへ入ろうとしているのです」</em></strong></p>

<p>　SFやファンタジーファンなら知らない人はいないだろう。60年代を代表する傑作テレビ番組「ミステリーゾーン（原題：“TwilightZone”」の日本語版ナレーションだ。現在でも世界中に根強いファンが多いこの番組が劇場版としてリメイクされると聞いて、単純なワタクシはその情報だけでワクワクしたものだ。<br />
<strong>しかも四話からなるオムニバス映画！<br />
監督は『E.T.』('82)の世界的大ヒットを記録した直後のスピルバーグ！<br />
『ブルース・ブラザース』('80)のジョン・ランディス！<br />
『マッド・マックス』シリーズでオーストラリアの映画興行史を塗り替えたジョージ・ミラー！<br />
</strong></p>

<p>　…という当時の飛ぶ鳥を落とす勢いの監督たちの中で、ダンテの名前は正直まだまだマイナーな存在だった。果たして彼らに囲まれたダンテは大作の監督にステップアップ出来るのか？という所は心配だったのだが…。</p>

<p>　1話目を担当したランディス以外は三人ともテレビ版のリメイクを製作することとなり、ダンテは「こどもの世界」というエピソードをリメイクした。<br />
　テレビ版「こどもの世界」では、登場人物たちが住む町・ピークスビルだけが地球上に唯一残ったという設定がナレーションで語られる。そして、それはある“怪物”のしわざであると説明がされる。<br />
　この“怪物”というのが、アンソニーという6歳の少年なのである。ただしアンソニーは超能力者で、自分が気に入らない人や動物を消してしまう力を持っているのだ。地球上どこにも逃げ場がないため、周りの大人達はしかたなくアンソニーに媚びへつらうような態度で暮らしているのだ。</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><a href="http://tokkan-kozo.com/yoshimiblog/photo/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%BC%E6%AF%94%E8%BC%83.html" onclick="window.open('http://tokkan-kozo.com/yoshimiblog/photo/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%BC%E6%AF%94%E8%BC%83.html','popup','width=369,height=283,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://tokkan-kozo.com/yoshimiblog/photo/アンソニー比較-thumb-300x230.jpg" width="300" height="230" alt="アンソニー比較.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></a></span>

<p><br />
　テレビ版は最後まで救いのないと言うか、アンソニー少年がわがまま放題する物語なのだが、劇場用にリメイクしたダンテ版では、よその街からやってきたヘレン・フォーリーという女性教師を登場させることで、設定も物語もガラッと印象を変えている。<br />
　詳しくは描かれていないが、ヘレンは何らかの理由で教師を辞めようとしているらしい。（当初のアイディアでは、ヘレンの母親が亡くなり、教師としても人間としても生きる理由を見失った。ということが描かれる予定だったそうだ）</p>

<p>　ともかく、ダンテ版では、ヘレンがアンソニーと出会い、彼を救うという明るい展開を見せていく。逆にヘレン自身も教師としてやっていけると自信を持つことで、アンソニーに救われたとも言える。<br />
　もちろんこの設定の変更は脚本を書いたリチャード・マシスンの功績だろうが、ヘレンとの交流を通してアンソニーの精神的な成長をしっかりと描いた演出は、まだ無名だったダンテの力なのである。</p>

<p>　とは言え、やはりダンテはダンテ。思いっきりマニアックなネタもふんだんに盛り込まれている。アンソニーの住む家には何台ものテレビがあるのだが、その全てでダンテが大好きなアニメが流れっぱなし。クライマックスではそのアニメキャラがテレビから飛び出し、実体化するという派手な特撮シーンが話題になったものだ。アニメキャラが実体化するという表現は、ジム・キャリーの出世作<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000EQIPVQ?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000EQIPVQ">『マスク』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B000EQIPVQ" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />('94・監督：チャールズ・ラッセル)の10年も先取りしている。</p>

<p><br />
　しかし、この文章を書くために久しぶりにこの映画を見直してみて、個人的に非常に面白かったのが、“表現主義”と“アニメの世界”を並列に描いたことだった。</p>

<p>　表現主義とは、20世紀初頭のドイツで起こった芸術運動の一種で、現実をねじ曲げた、奇怪、陰鬱な表現が特徴だ。セットや照明などの「リアルさ」よりも、不安や葛藤といった感情を「表現」するために、あえて幾何学的に狂わせたり、歪めたりしている。映画では、ロベルト・ヴィーネ監督の<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000NN7674?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000NN7674">『カリガリ博士』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B000NN7674" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />('19)が“ドイツ表現主義”の代表作だ。<br />
　ダンテ版「こどもの世界」の中で、突然映像がモノクロになり、テレビ画面もモノクロのアニメが写っているシーンがある。非現実的な影が廊下を埋め尽くし、観客に不安な感情を与えている。一体何事かと思うと、そこにカラーの登場人物が入ってきて、実はモノクロ映像ではなかったことがわかるのだ。</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><a href="http://tokkan-kozo.com/yoshimiblog/photo/%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E6%AF%94%E8%BC%83.html" onclick="window.open('http://tokkan-kozo.com/yoshimiblog/photo/%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E6%AF%94%E8%BC%83.html','popup','width=808,height=302,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://tokkan-kozo.com/yoshimiblog/photo/表現主義比較-thumb-500x186.jpg" width="500" height="186" alt="表現主義比較.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></a></span>

<p>　その後アニメキャラが実体化し、派手な原色の（アニメ的な）照明に覆われ、カメラアングルも歪んでいくのだが、登場人物達は、果たして実際に存在するのか、それとも逆にアニメの中に入り込んでしまったのか、混乱していくことになる。<br />
　つまり、現実をねじ曲げた“表現主義”が、“アニメの世界”の表現と非常に近いということをダンテは見せてくれたのだ。</p>

<p>　ではなぜダンテはその様な試みを行ったのか？<br />
　これは想像でしかないが、ダンテがやりたかったのは、ある意味で映画の歴史を一本の作品内にまとめようとしたのではないか。<br />
　つまりモノクロとカラー。“表現主義”と“アニメの世界”。“表現主義”と“リアルさ”。実写とアニメ。<br />
　これらを破綻無くミックスしたダンテ版「こどもの世界」は、『トワイライトゾーン〜』の中で、映像表現としては最も野心的な挑戦に満ちたものに仕上がっている。</p>

<p>　さて、先に書いたように当時は派手な特撮シーンばかりが注目された本作だが、スピルバーグはこのようなダンテ独特の演出や挑戦が気に入ったのだろう。例の脚本をダンテに任せることにした。その脚本こそ<a href="http://tokkan-kozo.com/yoshimiblog/2008/04/post-1.html">『グレムリン』</a>なのである。</p>

<p><br />
<strong>トワイライトゾーン／超次元の体験　原題：Twilight Zone: The Movie<br />
101分　カラー　ドルビーステレオ<br />
画面サイズ1.85：1（日本版DVDは1.78：1）<br />
アメリカ公開1983年6月24日<br />
日本公開1984年2月18日</p>

<p>第三話　Segment3:“It's a Good life”<br />
監督：ジョー・ダンテ<br />
原案：ジェローム・ビクスビー<br />
脚本：ロッド・サーリング、リチャード・マシスン<br />
製作：ジョン・デイヴィソン<br />
音楽：ジェリー・ゴールドスミス<br />
撮影：ジョン・ホラ<br />
出演：キャサリン・クインラン、ジェレミー・リヒト、ケヴィン・マッカーシー他</p>

<p><br />
ミステリー・ゾーン第31話“こどもの世界”　原題：Twilight Zone: "It's a Good Life"<br />
25分　黒白　モノラル<br />
アメリカ放映日1961年11月3日<br />
日本放映日1963年10月12日</p>

<p>監督：ジェームス・シェルドン<br />
原案：ジェローム・ビクスビー<br />
脚本：ロッド・サーリング<br />
出演：ジョン・ラーチ、ビリー・マミー他</strong></p>]]>
    </content>
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    <title>怖いときにも目をつぶるな　『マチネー／土曜の午後はキッスで始まる』</title>
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    <published>2008-06-17T15:51:25Z</published>
    <updated>2008-06-22T13:21:52Z</updated>

    <summary>  B級愛 　1950年代から60年代、B級ホラー映画を中心に活躍したウィリアム...</summary>
    <author>
        <name>良實</name>
        <uri>http://tokkan-kozo.com/about.html</uri>
    </author>
    
        <category term="SF" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="ジョー・ダンテ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="ホラー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p> <big><strong> B級愛</strong></big><br />
　1950年代から60年代、B級ホラー映画を中心に活躍したウィリアム・キャッスルというプロデューサー兼監督がいた。ホラー映画の名作中の名作<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000RXXY6C?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000RXXY6C">『ローズマリーの赤ちゃん』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B000RXXY6C" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />('68・ロマン・ポランスキー監督)のプロデューサーとして大きな実績を残してるが、それよりも監督としてマニアの間では有名な人なのだ。いや、監督として良い作品を残したからと言うわけではない。例えば1959年にキャッスルが監督した<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000FFK0BE?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000FFK0BE">『地獄へつゞく部屋』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B000FFK0BE" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />では、上映中に観客の頭上をワイヤーで吊したガイコツを飛ばしたり、1960年の<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000084TAA?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000084TAA">『13ゴースト（未）』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B000084TAA" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />では、観客に特殊な眼鏡を配布し、それをかけることによって劇中に登場する幽霊が見えるようになるギミック（仕掛け）を取り入れた。作品の内容うんぬんよりも、こういった観客を楽しませるための技術を取り入れた「ギミックの帝王」として有名なのである。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　そんなギミックの面白さで彼のマニアは今でも多く、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0019HHBGO?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B0019HHBGO">『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B0019HHBGO" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />のロバート・ゼメキスは『地獄へつゞく部屋』『13ゴースト（未）』のリメイクを製作するほどの熱心なキャッスルマニアなのだ。<br />
　そして当然ジョー・ダンテもおそらくこのキャッスル監督作品にハマったマニアだったに違いない。<br />
　前回書いた『グレムリン2』で、ダンテが「観客を巻き込みたかった」という仕掛けは、キャッスル的なギミックを現代に蘇らせたものだ。</p>

<p>　そのダンテが、もっともストレートにキャッスル監督とB級ホラーに対するリスペクトを表したのが、今回紹介する<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005V2M0?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B00005V2M0">『マチネー／土曜の午後はキッスで始まる』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B00005V2M0" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />('93)だ。<br />
　ダンテは『マチネー』の中で、ウィリアム・キャッスルをモデルにしたローレンス・ウールジーという架空のB級監督を登場させ、B級映画に対する愛を熱く語っている。<br />
　ただし、ダンテが描きたかったのはそれだけではなく、ウールジーという男を通して、1960年代の人々を描いた作品なのだ。</p>

<p><br />
<big><strong> ダンテの青春映画・・・・・・？</strong></big><br />
　『マチネー』の舞台は、1962年のフロリダ。当時のアメリカは、隣国キューバと一触即発の情勢であり、特にフロリダは海峡を隔てた目と鼻の先がキューバである。さらにキューバに核ミサイルが配備され、いつミサイルが飛んできてもおかしくない状況になっていた。市民が核の恐怖におびえる中、B級ホラー映画監督、ローレンス・ウールジーが新作映画『マント/原子蟻人間現る』をひっさげてやってくる。現実の核の恐怖と、映画の中の核の恐怖。この二つの恐怖を匂わせながら『マチネー』は幕を開けるのだ。</p>

<p>　キューバ危機を題材にした映画と言えば、ロジャー・ドナルドソン監督の<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005MFV3?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B00005MFV3">『13デイズ』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B00005MFV3" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />('00)が有名だろう。『13デイズ』は、ホワイトハウスの内側から見た状況を描いたものだったが、『マチネー』はあくまでも庶民の心情を描いていく。だから核戦争におびえ、食料品を買い占めたり、核シェルターに逃げこむ大人達。新作映画をヒットさせようとする映画監督。そして恋愛に悩む少年少女たちを、まったく同じレベルで扱っているのだ。その混乱した状況こそが、当時のリアルな世界だったのではないか。<br />
　そしてそこにダンテの目的がある。1962年は、ダンテが16歳の頃。ちょうど彼が青春をすごした時代だ。純粋にホラーやSF映画を見まくりながら、キューバ危機を体験したはず。ホラーやSF映画を作り手となった現在でも、社会情勢などで娯楽を娯楽として楽しめなくなってしまうことを恐れるという気持ちがあるからこそ、この題材に手がけたに違いない。<br />
　劇中に登場する映画監督、ウールジーはこう語る。「映画館に足を踏み入れて、入り口で入場券を渡せばもう外へは出られない。期待に胸を弾ませて暗い場内に入る。そして言う “ 楽しませてくれ ”」<br />
　つまりホラー映画を本当に楽しむには、現実の世界にホラー（恐怖）があってはならないということなのだ。映画の中で（娯楽として）恐怖を味わったあと、戻るべき安全な現実があるべきなのだ。キューバ危機だの、核兵器なんてとんでもない！と。これこそダンテが『マチネー』で語りたかったテーマなのである。</p>

<p><br />
<big><strong> 社会派監督、ジョー・ダンテ・・・・？</strong></big><br />
　ダンテと言えば、『グレムリン』シリーズに代表される、単純な娯楽映画ばかりを撮っていると思われがちだが、この『マチネー』では、やや遠回しながら社会批判的な表現が見え隠れする。<br />
　新作ホラー映画公開にキューバ危機という真のホラーを組み合わせたことももちろんそうなのだが、1950年代から60年代のホラー・SF映画と言えば、放射能の影響で突然変異の怪物が生まれたり、人間・動物が巨大化するような作品が多く作られていた。本作の中で見られる劇中劇『マント』も同様で、人々が核の恐怖の真っ只中にいる時に、この手の作品を公開することを良識派は「不謹慎だ！」「子どもの教育に悪い！」と声高に叫び、上映の中止を訴える。しかし、その良識ぶった大人たちが何を知っているというのか。<br />
　先に、戻るべき安全な現実があるからこそ、ホラー映画を楽しむことが出来るという事を書いたが、結局現実は安全なものではない。その状況にダンテは本気で怒っている。そして核武装などではなく、映画という手段で、観客に現実のおかしなところや、危険さを訴えているのだ。<br />
　劇中のウールジー監督はこうも語る。「大人が偉いと思っているのかい？子どもと同じで何もわかっちゃいないのさ」「怖い時にも目をつぶらないようにしろ。その怖さを他の人に伝えるために」<br />
　ジョー・ダンテは真面目に現実と向き合うために、いつでも真剣な映画作りをしているのだ。</p>

<p><br />
<strong>マチネー/土曜の午後はキッスで始まる　原題：Matinee<br />
99分　カラー　ドルビーSR<br />
画面サイズ1.85：1（日本版DVDは4：3）<br />
アメリカ公開1993年1月29日<br />
日本公開1993年7月17日</p>

<p>監督：ジョー・ダンテ<br />
原案：ジェリコ＆チャーリー・ハース<br />
脚本：チャーリー・ハース<br />
製作：マイケル・フィネル<br />
音楽：ジェリー・ゴールドスミス<br />
撮影：ジョン・ホラ<br />
出演：ジョン・グッドマン、サイモン・フェントン、オムリ・カッツ、ケリー・マーティン、リサ・ジャクブ他</strong><br />
<script type="text/javascript" src="http://www.assoc-amazon.jp/s/link-enhancer?tag=associate05eb-22&o=9"><br />
</script><br />
<noscript><br />
    <img src="http://www.assoc-amazon.jp/s/noscript?tag=associate05eb-22" alt="" /><br />
</noscript></p>]]>
    </content>
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    <title>「映画」の自由さ〜『グレムリン2/新・種・誕・生』</title>
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    <published>2008-05-23T13:32:24Z</published>
    <updated>2008-06-07T07:30:49Z</updated>

    <summary>　前回の「ダンテ地獄篇」で書いた『グレムリン』(&apos;84)は、アメリカ公開日からわ...</summary>
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        <name>良實</name>
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    </author>
    
        <category term="SF" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="SFX" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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        <category term="ジョー・ダンテ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tokkan-kozo.com/yoshimiblog/">
        <![CDATA[<p>　前回の「ダンテ地獄篇」で書いた<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001525J9O?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B001525J9O">『グレムリン』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B001525J9O" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />('84)は、アメリカ公開日からわずか2日で製作費を回収するほどの特大ヒット作になったため、映画会社はすぐさま続編製作の企画を練り始め、何人もの脚本家がいくつもの案を考えたようだ。ところがなかなかいい脚本ができなかったらしい。中には巨大化したギズモとグレムリンが街で暴れるという怪獣映画のようなアイディアもあったそうだが、結局何年も企画はまとまらなかった。<br />　これらの企画段階では、監督のジョー・ダンテは無関係だったが、ある日ダンテは映画会社の管理者とたまたま顔を合わせ、続編の企画を考えて欲しいと直接依頼を受けた。<br />　そしてダンテに依頼された続編の条件は＜90分から2時間以内の作品で、『グレムリン2』にしてくれればいい＞というものだった。この依頼に対してダンテはこう話している。<br />　「なかなか無い機会だよ。全くの白紙に自由に描いていいなんて」<br />　そう、映画会社は大ヒット作の続編で、もう一度ボロ儲けを考えていたのかもしれないが、ダンテは思いっきり自由なモノにしてしまったのだ。<br /></p>]]>
        <![CDATA[<p>　ダンテをはじめとしたスタッフは、とにかく思いついたことをメモ書きして、それを一本の作品にするという方法で脚本を仕上げていった。おかげでストーリーはゴッタ煮状態。もっと悪く言えばメチャクチャなのである。そうして出来上がった脚本は、ニューヨークのハイテクビルを舞台にグレムリンが暴れまくるというストーリーもあって無いようなもの。全編作り手の自由な遊び心で彩られたものに仕上がった。<br />　しかし、そのメチャクチャさが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001525J8A?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B001525J8A">『グレムリン2/新・種・誕・生』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B001525J8A" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />('90)を傑作にしているのだ。<br /><br />　<br />
映画が始まって30分、登場人物や設定などの説明がすんでしまえばパーティの始まりだ！舞台となるビル内にある遺伝子工学研究所でクモやコウモリと合体するグレムリン。ランボーのようにアーチェリーで対抗するギズモ。前作のパロディを演じる出演者たち。さらに映画解説者が画面に登場し、前作をクソミソに批判する。<br />　そして挙げ句の果てにダンテは映画という表現そのものを破壊する行為に出る。この『グレムリン2』でワタクシが一番驚いたのがこれだった。未見の人のためにネタバレは避けるが、ダンテはそのシーンで「観客を巻き込みたかった」と語っている。まんまとワタクシはダンテの狙い通り巻き込まれ、気づいた時には大爆笑だった。（ちなみにこのシーン、テレビ・ビデオ用には別のネタが撮影されている。DVDではそのバージョンも特典映像で見られるので、見比べてみるのも楽しい）<br /><br />　そもそも「映画」という表現に絶対的な決まりというものがあるのだろうか？いや、「面白い」とか「面白くない」などというレベルの話ではなく、何をもって「映画」と定義づけることが出来るのか？<br />　ストーリーが破綻していないこと？主人公が派手なアクションをしたり、恋愛に落ちたりすること？90分以上であること？どれも映画にとって絶対に必要なことではない。要するに「○○」があるから（あるいは無いから）「映画」だ！という答えはないと思うのだ。<br />　なぜわざわざこんなことを書いたかというと、（ワタクシにとっては）意外なことに、『グレムリン2』を否定する意見が多いと感じたからだ。<br />　<br />
ダンテはありきたりな続編には全く興味が無かったに違いない。特に前作は世界的に大ヒットした作品だ。安易なやり方では薄っぺらな内容の焼き直しにしかならないだろう。そんなものはクリエイターの仕事ではない。あくまでもダンテはクリエイター＝映画作家であろうとした。『グレムリン2』という作品を通して、ダンテは「映画」というものがどれほど自由なのかを見せてくれた。だからこそ『グレムリン2』は、どれだけメチャクチャであっても傑作になったのだ。<br /><br />　とは言うものの、繰り返すが『グレムリン2』は、ダンテが思いっきり自由に映画そのものを遊んだ作品である。そんな単なる娯楽作品でありながら、上のように「映画」というものの定義さえも考えることが出来る一本なのだ。<br /><br /><br />　<br />
さて、映画会社の大きな期待を背負い、前作の5倍近い製作費をつぎ込み、娯楽作品としても、映画の自由さを観客に提示した『グレムリン2』。興行的にはどうだったのかというと、これがものすごい惨敗。アメリカでの最終興行成績は、製作費さえも回収出来ない収入だったのであります。<br />　おかげさまで、ジョー・ダンテはしばらくメジャー会社で映画が撮れなくなってしまいました。作品が自由であったために、本人は不自由な立場になってしまいましたとさ。トホホ。</p>

<p><br /><br />
<strong>グレムリン2/新・種・誕・生　原題：Gremlins 2: The New Batch<br />
106分　カラー　ドルビーSR<br />
画面サイズ1.85：1<br />
アメリカ公開1990年6月15日<br />
日本公開1990年8月4日</p>

<p>監督：ジョー・ダンテ<br />
脚本：チャーリー・ハース<br />
製作：マイケル・フィネル<br />
音楽：ジェリー・ゴールドスミス<br />
撮影：ジョン・ホラ<br />
出演：ザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ、ジョン・グローバー、クリストファー・リー他</strong><br />
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<noscript><br />
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</noscript></p>]]>
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    <title>スピルバーグからの贈り物　『グレムリン』</title>
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    <published>2008-04-11T19:42:51Z</published>
    <updated>2008-06-22T13:04:58Z</updated>

    <summary>　監督デビュー以来、ホラー、SF、コメディと、コアなファンが多いジャンルの映画ば...</summary>
    <author>
        <name>良實</name>
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    </author>
    
        <category term="SF" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="SFX" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="アニメ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="コメディ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="ジョー・ダンテ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="ホラー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tokkan-kozo.com/yoshimiblog/">
        <![CDATA[<p>　監督デビュー以来、ホラー、SF、コメディと、コアなファンが多いジャンルの映画ばかりを手がけてきたジョー・ダンテ。まぁあまりデートで見に行くような映画には選ばれないだろうし、まして女性だけで見るものとは思われてない気がする。要するに「男の子」向けの監督なんだろうなぁ。<br />　そんなわけで「ジョー・ダンテって誰？」という人も多いと思う。しかし、ワタクシはこう信じている。<br /><br /><strong>「ダンテ作品には、映画の全てがある！」</strong><br /><br />　そういう意識でダンテの映画を見続けてきたワタクシは、気がつけばすっかりダンテのとりこ。ダンテの地獄に堕ちてしまったのだ。<br />　</p>]]>
        <![CDATA[<p>で、そのダンテ地獄に一人でも多くのハマってもらうため、このブログではダンテの作品をあれこれと解説していこう。<br />　それにしてもこんなに「ダンテ」の名前が連呼されるブログなんてここだけだよなぁ。<br />　前置きが長くなったけど、記念すべき一発目は、ダンテ作品の中でおそらく一番メジャーな『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001525J9O?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B001525J9O">グレムリン</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B001525J9O" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』('84)からスタート！<br /><br />　主人公の青年・ビリーの父親がチャイナタウンで買ってきたクリスマスプレゼントは、モグワイという不思議な生物だった。彼はそれにギズモと名付けることにするが、その生物を飼うには三つの約束があるという。<br />　一つ、明るい光に当てないこと。<br />　一つ、水に濡らさないこと。<br />　そして最後の一つ、絶対に真夜中過ぎに食べ物を与えないこと。<br />　もちろんビリー青年は、この三つの約束を守ることができず、小さな緑色の怪物（グレムリン）が大繁殖し、街は混乱におちいってしまう。<br /><br />　『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000GD7YK0?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000GD7YK0">スター・ウォーズ</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B000GD7YK0" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』('77)大ヒットのおかげで、80年代にはSFX（今で言うVFX。古い言い方なら特撮ですな）ブームというのが巻き起こった。SFXを売り物にした超大作が続々と公開され、夏休みや正月の目玉作品は軒並みその手の映画ばっかり。<br />　『グレムリン』が公開された1984年の年末は、久しぶりに復活した『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0012P6C6I?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B0012P6C6I">ゴジラ</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B0012P6C6I" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』、そして『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000E6GBDA?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000E6GBDA">ゴーストバスターズ</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B000E6GBDA" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』。その三本のどれが一番ヒットするのか、それぞれの作品名の頭文字をとって「3G決戦」なんて呼ばれたのも懐かしい。<br />　ともかく、そんな空前のブームの中『グレムリン』は公開されたわけだが、まだジョー・ダンテという名前は一般的に認知されておらず（あ、今もそうか）、その代わり『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000B4NFUC?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000B4NFUC">E.T.</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B000B4NFUC" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』('82)で全世界的に大ヒットをとばしたスピルバーグがプロデューサーだったことで、ポスターやチラシをはじめとした宣伝文句にはドでかく「スピルバーグからの贈り物」なんてコピーが踊っていたものだ。<br />　ところが『E.T.』のような心温まるファンタジーと思って『グレムリン』を見に行ったら、前半こそギズモのキュートさにほのぼのとするものの、グレムリンが大繁殖してからは、完全にホラー映画のノリになってしまうのだ。<br />　徐々にカメラアングルは傾き、照明も不気味さを醸しだし、観客の不安感をあおり始める。残酷な描写も増え、挙げ句の果ては死人まで出てしまう。<br />　アメリカでは「こんな残酷な映画を子どもに見せるな！」と劇場主に抗議する親もいたらしい。<br /><br />　しかし、この展開の変化こそダンテの狙ったものだ。当時のインタビューでダンテはこう語っている。<br />　「（この作品のシナリオのどこに一番魅かれたか）ビリー青年とギズモと名付けられたモグワイの友情がとってもチャーミングだと思った。モグワイが全てギズモみたいな愛すべき性格だったら、人々の心はなごみ世界はバラ色だ（笑）。しかし人間も同じだが善人ばかりではない。むしろずるい人間の方が多い。（中略）人間のほんのちょっとした犯ちで、たちまちもっとも狂悪なモンスターに大繁殖する。この極端な善悪のコントラスト、エスカレートのすごさが僕を最も魅きつけたものだ。人間は昔からいつも“ほんのちょっとした犯ち”を繰り返してきているだろう、それが取り返しできない大惨事になる（笑）。しかも今度の映画では、たった３つの易しい掟しかないのに、それが守れそうで守れないこのスリル！『グレムリン』は人間の本質をついている現代の最高の“童話”だよ」<br /><br />　前半のほのぼの路線からホラーへと変化したあと、さらに映画はドタバタアニメのように変わる。さっきまで人間を襲っていたグレムリンたちは、パブで酒を飲んで酔っぱらい、ブレイクダンス（当時流行ってたのだ）を踊り、映画館で『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000FEI52G?ie=UTF8&tag=associate05eb-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000FEI52G">白雪姫</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=associate05eb-22&l=as2&o=9&a=B000FEI52G" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』('37)を見て大合唱する。効果音も「ビヨヨ〜ン」とか「ピヨピヨピヨ」などと、完全にアニメのノリなのだ。<br /><br />　一本の映画でありながら、まるで多重人格のようにムードがコロコロと変わるこの展開は、本当に下手くそな監督が演出すると、まとまりも何もないひどい作品になってしまうだろうが、ダンテはこれを上手くまとめあげた。<br />　多くの観客が「スピルバーグ的作品」を期待したはずだが、ダンテはスピルバーグという大看板の後ろからこっそりと、しかし大胆に「ダンテ」という看板を掲げてきたのだ。<br />　「スピルバーグからの贈り物」とは、実はジョー・ダンテという監督のことだったのではないかと今さらながら思うのだ。<br /><br />
<strong>グレムリン　原題：Gremlins<br />
106分　カラー　ドルビーステレオ<br />
画面サイズ1.85：1<br />
アメリカ公開1984年6月8日<br />
日本公開1984年12月8日</p>

<p>監督：ジョー・ダンテ<br />
脚本：クリス・コロンバス<br />
製作：マイケル・フィネル、キャスリーン・ケネディ<br />
音楽：ジェリー・ゴールドスミス<br />
撮影：ジョン・ホラ<br />
出演：ザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ、ホイト・アクストン、コリー・フェルドマン他</strong></p>]]>
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    <title>心機一転</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://tokkan-kozo.com/yoshimiblog/2008/03/post.html" />
    <id>tag:tokkan-kozo.com,2008:/yoshimitest//2.29</id>

    <published>2008-03-07T13:43:16Z</published>
    <updated>2008-08-25T06:44:18Z</updated>

    <summary>　映画サークル突貫小僧のHP製作を作ろうと決めて早一年（くらい）。HP製作のソフ...</summary>
    <author>
        <name>良實</name>
        <uri>http://tokkan-kozo.com/about.html</uri>
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tokkan-kozo.com/yoshimiblog/">
        <![CDATA[　映画サークル突貫小僧のHP製作を作ろうと決めて早一年（くらい）。HP製作のソフトやら、htmlがどうのこうの、設定も意味がわからず四苦八苦。ようやくブログが開設できるところまでこぎつけた。<br />　と言うわけで気が付けば、最近全然映画館に行ってないのでありました。こんなんで映画サークルの代表とか名乗っていいのかどうか怪しくなってきた。<br />　なんとか今年はバンバン映画館に行きたいなぁ。と思うのであります。<br /><p> </p>]]>
        
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